墓標であり道標であり。
中也さんは「また来る」と言ってたのでたまに来てくれるのかもなーとか思ってます。文スト一律儀な男なので…。
コミカライズでお墓にマフラー巻いたのは中也さんかな。他にそうする人もいないだろうから。
あと、コミカライズで蘭堂さんが中也さんに言葉を遺すシーンが織田作と太宰の別れのシーンと構図が似ていてびっくりした。
ぐっと相手を引き寄せて話すのは、「貴方にこそ伝えたい」っていう表れだよね。
あれは蘭堂さんがヴェル兄に言いたかった言葉だと解釈してたけど、あの表現だとやっぱり中也さんのための言葉なんだなと思わされました。
太宰は映画のDA見るに、自分がやることは「佳い人間」のなすことであるかを確認するために墓に行ってるようなとこないかなと思ってます。
太宰はとても頭がよく、死後の世界・死んだ人間と生きている人間との間にある断絶を理解していると思うので、死者の墓の前で問いをしたところで答えが返ってこないことも全部深く理解していると思うんだけど、そんな人間が織田作の墓に懐いているっていうのが可愛いですよね。
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