【観てきました】ルックバック

 



近くの映画館でも上映するようになったと遅ればせながら知っていそいそ見に行きました!


原作掲載されたとき、ツイッターでは共感の嵐でしたね~

実を言うと自分は原作読んだ時全く共感できなかったんですよね…理解はできるしおもしろいなぁすごい表現だなぁとは思ったけど刺さる感じは全く無かった。

藤本タツキ先生は映画好きで、映画を意識して漫画も描いてるなと感じていたので、映画になったらどうなるか、楽しみにしていました。

今回映画を見て何か変わるかなと思ったけど、やっぱり共感はできなかったかな。

でも理解度?が深まったというか内容とか、これはどういう意味だったのかなというのがすんなり入ってきて自分で考えることができた感じがしました。

原作の時は周りが考察合戦の嵐だったので、ぶっちゃけちょっと考察とかウンザリしてたというのもあり…。


京本が藤野にファンですサインください!するとこ可愛かったなぁ

一番ウルっときたのは、藤野と京本が初めて取った懸賞金で都会に遊びに出るところでした。

輝かしい二人だけの記憶で、すごく楽しそうなんだけどああここが最高潮なんだなーってのがわかってしまっているので悲しくもなったというか。


自分が共感できなかったのって結局、藤野や京本みたいに誰かに憧れてみたりめちゃくちゃ真剣に漫画を描いたこと無いからなんですよね…

割と絵描くのは趣味でタノシイタノシイ~オタク万歳~適当な学生生活を添えて~って感じで生きてきて、「それ以外にも道がたくさんある藤野」でも「それ以外に道が無かった京本」でも無いオタク女子だった。

別にそれが恥ずかしいことだとは思ってないけど、この作品の二人は同じ「創作活動」をしててもなんか全く別世界の人って感じで。

私はこの二人に対して憧れて追いかけるとか共感して苦しくなるって次元に無いと感じていたんだな、と映画を見て改めて思いました。


理解深まった~とか書きましたが、鑑賞後、隣にいた小学生の子たちが「どういうこと?」「よくわかんなかった」と言っててそれも確かにとなったりした。


私のせいで京本は死んでしまった、と後悔する藤野、からのIFの世界(これは藤野の願望の世界なの?)で京本が描いた4コマ漫画が藤野の元に届く、からの藤野は漫画を描き続けていく、というのは

なんかわかる~ってなるんだけど、言葉でわかりやすく明確に説明しろ言われたら結構難しい。


結局IFの世界で、あの時京本と藤野が合わなければ京本は死ななかったというのはそれはそう、で肯定されているっぽくて。

まるでヒーローのように現れた藤野は藤野の願望なのか?京本の願望なのか?

でも最終的に二人は出会うし漫画を描いていくという事実に集結していく、だから藤野は漫画を描き続けていくのかなと。


藤野の背中は京本の憧れであり救いだった。

藤野が京本のことを思い出すことは漫画を描くこと…創作をしていくことに繋がっていく。

ルックバック…「過去を振り返る、思い出す」という意味と、「背中を見る」でかけられてるタイトルがこういう風につながっているのかなとフワっと思いました。


ここら辺は原作掲載時に散々考察されているだろうから自分はフワっと、こんな風に繋がってるのか~みたいな感じで終わらせています。


ルックバックという漫画を丁寧に映画にしたんだな~というのが伝わってくる作品でした!


不謹慎だけどパンツスタイルの喪服の藤野(憔悴した姿)がめっちゃ美人だった…。

ていうか藤野も京本も美少女すぎて眼福だった。可愛すぎんか?声優さんも上手だったなぁ…

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