久々の一気読み!
昔、落語をテーマにしたドラマ「タイガー&ドラゴン」を見てから落語に興味持って、最近は女の子が落語してる漫画無いかなーって思ってたとこにドンピシャでした。
連載してたのは知ってたけど読む機会逸していた。損してたなー!!めっちゃおもしろくてKindleで一気買い一気読みしました!
テーマは落語ですがジャンプバトルもの王道のあれそれをしっかり踏襲してる。
主人公の朱音ちゃんの爽やかさと猪突猛進さ、強い敵にワクワクするタイプの主人公はやっぱり見ていて気持ちいいなぁ。
癖のある強いイケオジがたくさん出てきてくれてありがたすぎる。
阿良川(この作品内での落語界名門御三家の一つ)四天王とか真打達の二つ名とかカッコいい。
3月のライオンとかもテーマは将棋だけどバッチバチだし、その系統に近いかな?こちらの作品の方が掲載誌(ジャンプ)なのもあってよりバトルものの空気があります。
キャラ全員、芸への筋が通っていて読んでてストレス無い。
阿良川全生師匠(四天王の1人)だけは裏で謀略したりするけど、最後はやっぱり自分の中の芸に対する筋に勝てなかったしね。
全生師匠は三枚目に甘んじてしまっている、芸の真骨頂には自分は行けないというコンプレックスあるみたいだけど、ただ笑いをとるだけの人を一生師匠が四天王に置いたままにもするわけないからポテンシャルあるよ絶対…まいける兄さんと一緒にがんばって…?
巻追うごとに「キャラが演る落語の世界」を漫画で表現する技量が上がってるのがすごい…
私は楽しい話が好きなので朱音の「寿限無」「初天神」とこぐま兄さんの「擬宝珠」が好きです。
シリアス方向な13巻のまいける兄さんの「たちきり」もだけど志ぐま師匠の「死神」もすっごかったなぁ〜…これ一生師匠の落語どーなっちゃうんだ。
というか、まいける兄さんの回めーっちゃ良かったんだけど覚悟の強さとか噺と回想の描写で亡き朱音父マジ伝説じゃんエモ…ってなっていや朱音父は!生きてるよ!!!!って訂正してる。
泰全に「志ん太(朱音父の芸名)は死んだよ」って朱音父自身が言ってるのもあるけども。
メタネタされてたから多分作者さん自覚してやってるやつですね…。
初期ライバルキャラのからしやひかるが使い捨てじゃなくてずっと朱音のライバルなのも王道でいい。カラーリングも意識してそういうの分けられてるよね?(朱音=赤、からし=黄色、ひかる=青)
前座同士で勉強会したり競い合ったり。
志ん太、ちょう朝、泰全の三人組もだけど同期の繋がりかわいい。
これから本誌の方は先代志ぐまが演じていたという詳細不明一切不明とされる「志ぐまの芸」迫っていくみたいですね。
一生師匠が苛烈な指針を掲げるようになり志ぐま師匠と対立するきっかけにもなったという「志ぐまの芸」「三緑」…バトル漫画における伝説の呪われしすげぇお宝的な。
それに伴って志ぐま師匠、一生師匠、うらら師匠の過去編も始まるらしく熱い展開…!単行本派なのでしばらくはお預けですが早く読みたいなー!!
コメント
コメントを投稿