人それぞれ

 SNSやめたら人生薔薇色なった!みたいな記事は多い。

けど、実際のところどうなんだろう。

ある実験で被験者たちにSNSを1ヶ月やめてもらった結果多くの被験者が精神的に安定したとかリアルが充実したと回答したけど、試験後1ヶ月以内に90%以上がSNSに戻ったか他のSNSに鞍替えをして活動再開した、という実験結果になったというのがある。 


実際私もXやめてみてリアル充実した!って言えるのは長くても2ヶ月かそこらかなという感じ。

あとは刺激の少なくなった環境にいかに順応するか、というとこなのが本音かな。


リアルに傾倒しようとすると何かとお金と労力が掛かるんですよね。

Xから得られる刺激は掛ける僅かなコストに対して膨大なので、これをリアルで補完しようとするとかなりのコストがかかります。

やめた最初のうちはやる気に溢れているので気にならないけどしばらくそのテンションでリアル生きてると息切れしだします。

じゃあ電子の無料コンテンツならばと思いがちだけどこれはこれで自由度が意外と無いし、ダラダラ受信をするだけで刺激が得られるものでは無いのでなんだかんだ労力が発生するんですよね。

SNSの「ごく僅かなコストで刺激を永遠に受けられるプラットフォーム」がいかに狂気じみてるかというのを実感することもできますが。


そもそも「生きるにも何にしてもあらゆるコストが高い現実からの逃避的に使用してる」人(私含む)にとってSNS無くすって結構な苦痛伴うと思います。

更に今の時代、仕事でも私生活でもネット環境無しにするのはそれこそ命に関わるからできない。

ネットに繋がってる以上いつだってSNSの誘惑はそばにある訳で。


そんな私の場合でも「X絶ち」がだいぶ成功してるのはXから得られる刺激の快感やメリットをXとイーロン氏への不快嫌悪が少し上回っているからだろうなと思われます。

疲れたとかそういう理由だと結局回復すればまた戻ることになるんだけど、ツールやツール責任者の思想や在り方自体に疑問がありすぎて否定的な気持ちを持ってる今は自ずと積極的な使用を避ける、みたいな。

ただ、アカウント消去するまでは至っていないしかなり少なくなったとはいえ発信もするので結局まだ未練はあるんだよなぁ。

完全にアカウント消さないこともX絶ち継続できてる理由の一つでもあるので(消すと新しいアカウント作って〜投稿して〜をしたくなる)、自分はこの状態をある程度続けていければなと思ってます。 


誰に言われた訳でもなく、私が嫌になって離れただけだしね!

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