【感想】魔法少女まどかマギカ ワルプルギスの廻天


うん……うーーーん?となる話だった。

本編も叛逆もしっかり物語として締めている(叛逆はその上で続編を匂わせている)から、今作は10年以上待たせた上で物語としての締めは無いまま続けまーすしてるように感じて正直不信感を持ってしまった。

13年やってまだ引き延ばすの?余程金になるのかな、というのが本音。

今作で完結を期待していた人は多分多いよねぇ… 


以下ネタバレです。










謎の最強魔女、舞台装置の魔女ことワルプルギスの夜の謎が明かされるんだけど13年分の視聴者の予想の域を超えてこないので「そっかー」だった。 

名無し先輩ことワスは珍妙奇天烈摩訶不思議シャフト女キャラ!って感じ全開だった。

舞台役者のような大仰なセリフ回し、噴水の上でシャフ角決めながら寝転がって登場、知らん女の名前連呼しながら迫ってくる、不法侵入ダンス。

この既視感…文ストのシブサー………。

まどかじゃなきゃ即通報しちゃうね!


派生作品から2人と謎の上級生で合わせて3人の新規魔法少女…というか魔女っ子という分類らしい…が出てきてここに尺が費やされるからメイン5人(まどか、さやか、マミ、杏子、ほむら)間の活躍ややり取り少ない。

長い年月待たせた上でこれはキツいと思う。 


ほむらとさやかのやり取りが良かった。

まどかを中心に対立してる2人だけど、最後悪魔ほむらに「あんただけはまどかを円環の理なんて言わないでよ。私はまどかの親友だからまどかの望みを否定できないけど、あんたは違うでしょ!悪魔なんだから!」と背中押すところちょっとウルっときた。

こういうのもっとたくさん見たかったね……。 


セルマとなぎさのやり取りも良かったんだけど新規とサブのやり取りだから、こう、良いんだけど…っ!の気持ち。

役に立たないと愛されないと思い込んでる(役立たずな自分を魔法少女にして最後は絶望で魔女になって宇宙の寿命を延ばす役に立たせてくれるキュゥベェは神!)セルマに

「そんなんどーでもいいですぅ〜セルマには役立たずでいて欲しかったなぁずっとみんなで楽しい世界を続けたかったなぁ」となぎさが引導渡すのはとても良。

なぎさがメンタルモモンガ言われてるの笑う。 


バトルシーンは要所要所ガンガン動くし派手ではあるけど、叛逆のような個人同士の技巧をこれでもかと見せつけるようなこだわり抜きの一品みたいなのは無かった。

これも予告の時点で期待してた人多いと思うけど、実際はあの弓使いの日雇い魔法少女のバトルシーンで力使い果たしてた感ある。 

マミさんとなぎさのお菓子の魔女戦艦ティロフィナーレはギャグ?ってなった。発射ボタンポチー!!


視聴者が待ってたものは本編、叛逆のアンサーなんだよな。

本編は「まどかが円環の理となり魔法少女全てを救済し魔女にしない。既存のルールを上書きする神のような存在となる代わりに1人の少女まどかは消滅する」でエンド。

叛逆は「まどかに1人の少女として幸せになって欲しいというエゴを優先し神となったまどかを人間に堕とす悪魔のほむら」の主張がされた。

じゃあ次は「悪魔になってまで人間としての幸せを自身に願う最高の友達に、まどかはどう返すのか」なんだよな… 


まどかはやっぱり円環の理になることを選んだよではアニメ版の焼き直し、

じゃあそこまで言うならほむらちゃんの願いを叶えるよとなるのか?ならないよな?仮になってもそれどうなのよ?それは本当にまどかの望んでることなんか?となるわけで。 


ワス廻ではまどかの意思の無さと悪魔ほむらとのやり取りのなさがかなり目立ってたし、次作のファイナル(ファイナルであってくれマジで)でちゃんと対話した上でまどかの回答が出ると良いな。

てか今作でやって欲しかったよ!! 


キュゥベェが残された名塚底根に「ひらめいた」みたいなこと言ってるし、ここまで来てしまうと全方面ハッピーエンドのためにはキュゥベェに全てを背負ってもらってなんか暗くて狭いとこ♪に永遠に閉じコンしてもらうしかないと思ってる…


そも魔女化システム自体が魔法少女によるものなのが判明して、じゃあ魔女化食い止めるよりそもそも魔法少女になる必要の無い世界?宇宙?作る方が根本解決にならんかとなってて。

(てか今回の映画で魔女化システムは後付けだったのが判明して、アニメと色々矛盾が出てきてしまったような…?)

エントロピー?宇宙の延命のための魔法少女化必要?知らん知らん。

どーせみんな最後は死ぬんだぜ⭐︎ってことでキュゥベェ出禁か存在抹消宇宙作る方がなんか良いかな?みたいな気持ちにちょっとなったんだよね… 


キュゥベェが名塚底根(魔女になった魔法少女の全てを記録している宇宙の外のアーカイブ)でなんか企んでる以上、諸共吹っ飛ばして宇宙の延命を犠牲にしたら色々解決しないかな、今回はその為の布石なんかなーと考えました。 

だいぶ苦しいけど!! 


バトルもだけど背景に大きな救済とか宇宙の存続とかはありつつ焦点は個人の感情や主張と主張のぶつかり合いという図がまどマギの魅力なんじゃないかなと思ってて。

ワス廻は全体通してそれが少なかった(だからほむらとさやかのやり取りがとても輝いて見えた)から完結編ではこの図をまた見たいんだよなー 

とりあえずまどかとほむらはちゃんと一回主張のぶつかり稽古してくれ………!! 


長年待たされてこれか〜というのは正直なところだけど次作も見に行こうと今からそっと思ってます。

次作で完結しなかったら流石に映画ではもう見ないと思うけども!

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