【感想】はたらく細胞(映画)

 


見てきました!

働くっていうか戦う細胞だったネ!

原作は1-2巻読んだ程度かな?子供のころ、漫画でわかるシリーズを買い与えられてその中でも特に好きで読んでたのが「人体の不思議」とか「世界の不思議」とかでした。原作読んだときはそれをちょっと大人向けにしたっぽいやつだなー程度で読んでた(スミマセン)

キャスティング、セット、衣装…原作そこまで知らなくても伝わってくる気合の入りよう!
どのキャラもかっこよく、可愛く、個性が立っててよかった
個人的にマクロファージさんが最高だったな…みんな好きだろ?ゴスロリフワフワ衣装でフワっと笑いながら大鉈ぶん回すキャラが…

前半はギャグ全開で人体の体や細胞知識について、体の持ち主視点と体内の細胞視点でお話が進む。
日常の何気ない動作でも体の中は大騒ぎ!っていうのがおもしろい。毎日毎度こんなことしてるのか~って笑う。
細菌と戦う白血球、NK細胞、キラーT細胞のとこはすごく凝った特撮感あります。アクションかっこいい!
不摂生なお父さんと溌剌JKな娘さんで体内の環境が全然違ってる描写も良かった。お父さんの体内治安悪すぎるw

ウンコネタやる阿部サダヲさんwww
阿部さんの演じる「くだらないことばかりしてちょっと情けないけど人情深いお父さん」役マジでハマりすぎだろ…
娘さん(日胡ちゃん)の芦田愛菜さんもだけど、「ドラマあるあるコッテコテな家族像」を嫌味無く演じられるのがすごい。

後半は一転、日胡ちゃんが「白血病」を発症し治療することに。その時体内で何が起きているのかが細胞視点で同時に語られます。
原作では癌までやったそうですが、「白血病」というのは映画オリジナルだそうでして。(白血病は血液の癌とも呼ばれているのでつながりはある)
抗がん剤治療→放射線治療→骨髄移植という流れなんですが、体内では白血球さんに憧れてた後輩が遺伝子バグ品で排除されそうになり悲しき闇落ちモンスター化…治療により敵味方関係なしの大規模ジェノサイドが起こっている…というのが…。
体内では癌化し無限に増殖するエラー白血球が細胞たちを蝕み、それを抑えるために抗がん剤で自身の細胞もろとも破壊しなければならない。
放射線治療の描写がオーロラなのが上手いなぁ…破壊というより消滅…。

最後闇落ち白血球が白血球さんに倒されるのは、「日胡ちゃんの体が病気に勝った」という描写でもあるんですよね…。うう…。
白血球さんが最後まで涙流したりしなかったのとか、
赤血球が白血球さんと別れ、消滅するまでまた自分の任務(酸素を運ぶ)を全うしていくのとか良かったな(変な恋愛要素無く、みんな自分の役目を最後まで全うしてる)
 ※恋愛パートは日胡ちゃんと先輩がこなしてたんだけど、可愛かった…久々に浴びたああいう青春恋愛描写…
 先輩から「俺と付き合ってください!」するとこやお付き合いOK直後にどう話していいかわからずワタワタする二人が可愛かった。


しかし原作1巻程度の知識だったけど映画でそのキャラ全部死滅→転生?するのはビックリしたなァ!
原作好きな方々の感想読むに、転生(?)後の白血球や赤血球の見た目は読み切り版に寄せているっぽいのかな?
移植成功で日胡ちゃんは回復して元気になり、体もまた新しい世界で回っていく。
泣く予定全く無かったのに泣かされました。

元気になれる映画だったな~前半のギャグ、後半のシリアス、ベタ展開なのに笑って泣ける作りで楽しめました!

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